日本人つかれてるヨー

電車内の話。

乗車。
席とドア脇の手すりとのくぼみにぴったり収まって、満足したことさん。
しかし、刻一刻と危険はせまっていた。

次の駅で乗車してきたおっさん。
とりあえず摑まるところなくてドアにはりつく。
んで、非常にお疲れなんだか、
ドアにはりついたまま頭をぶつけながら舟をこぎ始める。

次の次の駅。
ドッと人が降りる。しかし、席は開かず。
だから私も座れず、眠いおっさんも座れず。

起きたおっさん空いたつり革に両手で捕まる。
暫くして、また舟をこぎ始める。

おっさん、つり革を軸にぐらぐらぐるんぐるん。
半回転をから、また元の体勢に勢いよく戻る荒技。
技が決まるたびに、ことの顔に急接近おっさんの顔。

近すぎるおっさん。
抱き合うとかならまだしも、このままでは接吻。
ぶちゅーはおっさんの世間体がやばい。

というわけで終点まで不自然な角度へ顔を向けていたこと。
未だに首がちょっと痛い。